人民解放軍の航空宇宙能力の動向
中国は、有人宇宙開発に対する長期ビジョンを持っているが、宇宙強国となる
ことによって近代化を急ぐ軍事力の基盤を一層充実させることを目指している
と思われる。(03年10月15日、有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げ成功、05年1
0月、2人を乗せた「神舟5号」打ち上げ成功)
また、航空機開発も「自力更生」を目指しており、「離陸計画」(1994年)では
1.軍用機のターボジェットエンジンを国産化する能力
1.ヘリコプター国産化能力
1.電子搭載装備の積極的な輸入
1.大型旅客機の国産化能力
などを重点的に開発中。
軍用機では、7機種の開発プロジェクトを同時並行的に進めており、いかに空
軍に力を入れているかを物語っている。
■J-11(スホーイ27、スホーイ30)
⇒航続距離が長いロシアのスホーイ27を48機購入したが、96年にライセンス
生産の契約が成立し、2010年までに200機を生産する、スホーイ30は99年
に78機を注文して既に配備済みだが、こちらのライセンス生産では500機
を目標にしている。
■J-10
⇒イスラエルが開発したカナード(前翼)をつけた機動性、運動性に優れた
戦闘機「ラビ」の設計図を購入し、98年には初飛行を行なった。2005年に
は運用段階に入る。300機の配備は2010年ごろと見られる。
■FC-1
⇒ロシアのミグ29のエンジンを改良し、パキスタンと共同で開発した戦闘機。
2010年頃に200機の保有を目指している。
■J-XX
⇒ステルス技術を導入した多目的大型戦闘機。2015年ごろの完成を目指して
いるが、詳細は不明
■空中給油機
⇒5機のH-6型爆撃機を改修し、空中給油機とする。受ける側のJ-81戦闘機に
は既に給油装置が装着されている。
■早期警戒管制機
⇒機体はロシアからイリューシン76を購入し、空中警戒管制装置はイスラエ
ルからファルコンAWACSを購入して中国飛行試験研究院で試験を続けている。
【出典】財団法人ディフェンス・リサーチ・センター 『国際軍事データ2006』 朝雲新聞社 P23~25
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